こんにちは美容ライター「みーしゃ」(@misianomakeup )です♡
私がInstagramを通してお伝えしてきた美容法も、ありがたいことに多くの方に実践いただき「何をどうすればいいのか」・「何が失敗の原因なのか」段々と見えてきました。
そこで【美肌ノート】と題して美肌の作り方をまとめます。
はじめに
みなさまのスキンケアの指針になればいいなあと思い一年のまとめを書きますが、まず一番初めにお伝えしたいことがあります。
※どうか流し読みせずに目を通していただけたら嬉しいです。
美容は1日にしてならず
きっとこのページを開いてくださった方は、今よりもっと綺麗になりたい・肌荒れに悩んでいる・これから先が不安…そんな美容に対しての考えをそれぞれお持ちかと思います。
そんな気持ちを一つでも前に進めることが出来たなら、私はこの上ない幸せです。
しかし美容にかけた時間やお金というのは即効性があるものが少なく、長い時間と根気を要します。
ここからのスキンケア術は私が1年をかけて自分が実験し、体感し、試行錯誤を繰り返してたどり着いたものです。
まだまだ満足段階にはありませんし、研究・実験・考察とそれはもう長い道のりがこの先もあると思います。皆様もそれは同じです。
同じことをやれば肌が変わるかもしれない
きっと良いスキンケアなんだ
そう思って取り組んでくださることは非常に嬉しく、ライター冥利につきます。
しかしながら私はその「結果」を保証することはできません。
なぜなら「スキンケア」は個人差が大きいからです。
私には合うけどあの人には合わない。そんなことが当たり前の世界です。持って生まれた肌も生活環境も、体質もそれぞれ異なります。だからこれをやれば100%結果が出るとは保証できませんし、すぐに結果が出るとも言えません。
しかし今の状況を少しでも変えたいと願うならば、私は是非そのお手伝いをさせて頂きたいと心から思います。
結果は保証できないけれど、最大限の知識とフォローは提供することが出来ます。
「私を信じて真似をしてくれ」と言いたいわけではありません。
美容には何百も何千も何万も理論や方法・アイテムが存在します。
私のこの【美肌ノート】もその1つにすぎません。
「絶対」ではありませんし、賛否両論あるのも周知の上です。
それでも誰かが救われるならば、私はこの美容法を広げていきたいと思い、ここにその方法をまとめます。
参考程度に読み流すもよし、試してみるもよし、自分の考えとは合わないでもよし。
捉え方は皆様に委ねます。
化粧品会社の広告に魅了され、CMや吊り広告に目を奪われ、InstagramでのPRが溢れかえり、雑誌やWeb媒体で流れる情報を毎日目にする。しかしこれらの情報というのは私たちには見えない裏の顔を持ち合わせています。
私たちは情報弱者です。あまりに色々な情報が拡散されていく中で、何を信じ何を見るのか。その取捨選択は非常に難しいものです。
そんな情報とは一線を画したい。という密かな願いもあります。
たった1冊の本との出会いから生まれたこの【美肌ノート】が、1人でも多くの方の肌人生に寄り添えることを願っています。
みーしゃ
美肌の作り方基礎知識

まずはスキンケアに取り組む前に、肌の基礎知識を付ける必要があります。ここからはいつものブログとは違って非常に長い道のりですが、知っていることは飛ばしながら上手く知識を身につけてください(^^)
※最後まで読むと約1万字超です。
肌構造

美容に興味がある方なら一度は目にしたことがあるでしょうか?
これが私たちの肌構造です。
細胞の集まりが下から上に向かって生まれ変わりを続けるこのサイクルは基本的に共通。こうして私たちの肌は「生まれ変わり」をすることが出来ます。もともとの肌がダメだから…今こんなにニキビがあるから。
どうかそこで諦めないでください。
今回のスキンケアではこの「生まれ変わり」(ターンオーバー)を正常化し、肌を維持するにはどうすればいいのかという点にフォーカスして話を進めます。
もっと難しい話をすれば「皮膚科学」のような分野まで話が広がってしまいますが、今回おさえておきたいのはこのポイント。
- 肌は細胞の集まりで生まれ変わりをする
- ターンオーバーは28日間のサイクルが基本
少なくてもこの知識が頭に入っていれば十分です。
そして私たちがこれから行う「スキンケア」というのは肌の細胞の一番上「角質層」までしか届けることが出来ません。

厚みでいうと「たった0.02mm」ラップくらいの薄さしかありません。どんなに頑張っても肌を支えるもっと下の細胞にはアプローチすることが出来ないんです。
「角質層」というのは生まれ変わり下から上にターンオーバーしてきた「死んだ細胞」の塊です。ハリやたるみを何とかしようと思ってもスキンケアでは難しいのが現状。
よくスキンケアで「肌の奥まで浸透」という表現がありますが、それも「※角質層まで」と必ず表記があるはずです。もっと難しい話もありますが押さえておきたいのはここ。
- スキンケアが届くのは「角質層」まで
- 肌の奥にはアプローチできない
美肌のために必要なこと

皆さんの思う「美肌」はどんな条件ですか?
肌のハリやキメの細かさ・ツヤ・美白など個人の求める美肌はそれぞれですが、今回の【美肌ノート】で求める美肌は以下です。
- 肌のターンオーバーが正常に機能している
- 肌のキメが整い水分と油分のバランスが取れている
- 肌荒れが起きにくい強い肌力を持っている
今回はこの3点がベースになります。
ここに「プラスα」のケアを求めることもできますが、まずは「土台つくり」を徹底していきましょう。
一番の大きな課題は「ターンオーバー」ここにあると感じています。
自分の肌が上手く機能しているか判断していきましょう!
「シンプルケア」の全てをまとめます

今回の本題はココからです。
【シンプルケア】これが全てになります。
私のスキンケア理論として、肌に必要なのは最低限の補助的スキンケア。そして肌の土台が整い次第【スペシャルケア】という考え方です。
なんでシンプルでいいか分からないという方はこちらを。

簡単に説明すると「肌の修復を妨げない」為にスキンケアはシンプルに。乳液やクリームは必須じゃないし、1万円や2万円の高級スキンケアを買い揃える必要は全くありません。
元々は「小田切ヒロ」さんの著書【捨てる美容】が私のこのシンプルケアの始まりです。
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この本の中ではスキンケアに必要なのは【上質なオイル】と【ピュアな水】だけという非常に新しい考え方が記載されています。
それにそって全く同じスキンケアを行い、みるみるうちに肌が変化したことが【シンプルケア】に目覚めたキッカケです。

しかしこのやり方もまた、肌に合う合わないが大きく関係するものだと1年の間に思い知らされました。詳しくまとめるので、真似してみたい方はもう少しだけ読み進めてからこちらを合わせてご覧ください。
スキンケアに必要なのは、高い美容液でもとろっとろの液体でもないと実感しました。
エステに行くお金が無くても、美容にかける時間が無くても実践できます。
私は日が経つにつれ、他のアイテムでも代用できないかと色々な組み合わせを試してきました。どれも私の肌には良く合って好きな組み合わせばかりです。

歴代の【シンプルケア】の組み合わせも記載しています。
このシンプルケアの良いところは【アイテムが限定されない】という事です。
肌理論にのっとって展開しているだけなので、AでもBでもCでも使うアイテムはいくらでも広がりがあります。
シンプルケアの基本

- スキンケアアイテムは2品までをベースに
- 乳液/クリームは必須ではない
- 自分に合ったアイテムで出来る
シンプルケアには大きな枠組みとして、このくらいしかありません。
アレがダメ・コレがダメでなく、ベースに自分のやり方をプラスしていけばOKです。
例えば「化粧水」と「美容液」や「ミスト化粧水」と「バーム」、「化粧水」と「クリーム」こんな風に2品を使ってケアすればいいだけ。
【シンプルケアの目的】
少ない化粧品アイテムでも肌の自立ができ、正常な肌を保てるようにする。
シンプルケアの目的は自立した肌つくりと肌機能の正常化です。
肌の生まれ変わりは寝ている間に細胞が勝手にやってくれます。それを手助けするというよりは「邪魔しない」という考え方の方が近いかもしれません。
肌は本来「化粧品」の力を借りなくても維持することが出来るようになっています。その本来の状態に近いところまでもっていきたいのです。
肌の上に「導入液」「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」と塗り重ねることは肌の負担と経済的負担を大きくするだけで、なにも嬉しい話がありません。
「ターンオーバーを正常化する」
この目的のためには「塗り重ねる」ことが逆効果。
特に敏感肌・乾燥肌の方なら、その症状を悪化させる確率の方が高いです。
私自身「ふき取り化粧水」から「化粧水」「美容液」「部分美容液」「乳液」「クリーム」と何重にも塗り重ねていたケアから「水」と「オイル」という2つに切り替えたとたんに肌に変化が。
- 乾燥してない?
- ニキビ跡薄くなってる?
- 毛穴が目立たなくなった?
- 化粧ノリが良い?
まだ肌のことを良く知らない私でしたので、そんな変化を不確かながら感じていました。
でもこれは実際に起きていた変化でした。
たった2つしか使っていないのに?
2週間もすると自分の肌か疑うレベルに。(※効果の出方には個人差があります)
今までやってきたケアは何だったんだと思うくらいでした。

ニキビだらけの肌も今ではかなり良くなりました。まだ肌荒れはしますが。

この写真を乗せるたびに驚かれますが、本当に自分の肌が嫌で嫌でしょうがなかったのに「スキンケア」で肌を変えることが出来ると知った喜びは大きかったです。
まだまだ気になる事も沢山ありますが、この時の最悪な状態には1度も戻っていません。
よく質問で頂くシンプルケアに対しての疑問というのは、かなりまとまりが出ました。
大きく分けるとこの2つです。
1つ目はシンプルにすることへの不安。もう一つはおすすめのアイテム。この疑問も簡単に解消しておきます。
本当に乳液やクリームいらないのか

私も初めてシンプルケアに挑戦するときにここは一番気になりました。
「蓋をする」という考え方が染みついていたので、この点は不思議でなりませんでした。
これを実践してくださった方からも「乳液やめたら肌荒れがおさまりました」というメッセージを頂くことがあります。
基本的に肌にとって「乳液」と「クリーム」は絶対ではありません。
先ほどから大事にしている【ターンオーバー】も実は関係しています。
肌から排出される「古い角質」や「皮脂」「汚れ」が、上にかぶせる乳液やクリームのせいで上手く出ていけずに油も汚れもため込んでしまう原因に。
「蓋をしましょう」の合言葉はむしろ「汚れがでていけない蓋」になってしまっていることもあるのです。
しかし肌状態や生活スタイルによっては、上手く機能してくれることもあります。
例えば昼夜問わず働いている方や、子供の夜泣きで上手く睡眠が確保できない方など、寝ている間のターンオーバーが自力では上手くいかない場合には、すこしだけ手を借りるのにぴったり。

しかしこれも2つは必要ありません。個人的には「クリーム」1つがおすすめ。
おすすめのシンプルケアアイテムは?

こちらもよく聞かれる質問です。
基本的には何でもいいです。自分の使いたいものや悩みに合わせて選んでいただけたら、すぐに実行できます。
しかしそうはいっても悩むことがある方も多いと思いますので、簡単にまとめます。
敏感肌から乾燥肌・脂性肌までオールスキンにおすすめなのは「トゥルースドロップ」です。あわせて化粧水の「トゥルーストナー」もおすすめ。

コチラは私は15本近くリピートするお守り的スキンケア。
小田切ヒロさん式のスキンケアを取り入れるならこちら

乾燥肌さん・脂性肌さんともに肌の水分と油分のバランスを整えるならば「セラミド」を取り入れたケアがおすすめです。「ヒト型セラミド」をとりいれることで肌の基本的なケアを行うことが出来ます。


歴代のスキンケアはこちらから見れます。


スペシャルケアはやるべき?

今ではスキンケアの中でもエステ並みの「フェイスマスク」や家庭用の「美顔器」などスペシャルなケアが沢山あります。
また美容皮膚科での「イオン導入」や「ピーリング」なんかも一般的になってきました。
しかし、お金もかかるし時間もかかる。
果たしてこれをやれば肌にプラスなのか。
そう感じる方も多いと思います。
私のシンプルケア理論で言えばこれらは絶対ではありません。
まずはシンプルなケアで土台を整える事。
これが一番です。
それが出来れば新たに良い肥料をまくこと「スペシャルなケア」は効果的だと考えています。
敏感肌・乾燥肌と荒れた土地に良い肥料をまくよりも、土台がしっかり整った土地に良い肥料をまくほうがよっぽど効果的。
効果的な成分もヒタヒタのマスクも、強い刺激になって逆効果の肌もあるのです。
攻めたスキンケアが出来る人達は、皆自分の肌を知っています。

何が合って何が合わないのか・肌は強いのか・皮膚は薄いのか・どんな成分が肌に働きかけるのか
難しいけれどそれを知っているからこそ、どんどん先に進んで開拓していけるのです。
スキンケアについて自分が初心者であると思うならば、まずは自分を知ることからです。
自分の肌が何を求めているのか、また何をすれば一番効果的なのかは判断する必要があります。
シンプルケアのもう一段上をいく
シンプルケアでもう一つ多い声があります。
ありがたいことに私のフォロワー様は高校生の若い方から30代・40代の方まで非常に層が広いです。
私の年齢が23歳ということもあり、年上の方からは年齢を突っ込まれることが多いです。しかしながらこのシンプルなケアというのは基本的に年齢関係なくできます。
肌質・年齢関係なくできるからこそ、私がおすすめしているポイントでもあります。
実際にフォロワー様の中でも「高校生」の方から20代前半・20代後半・30代・40代の方まで成功報告を頂いています(Instagramから実際のDMを見れます)
しかし、皆様がおっしゃるように年齢による肌施策というのはもちろん意味があります。
私たちの肌は23歳が細胞のピークを迎え、そこからは下向きになると言われています。
特に皮脂の分泌量は目に見えて減少します。

これは外から「補う」という選択肢も出てくるポイントです。
更には一番重要だと言ってきた「ターンオーバー」も年齢とともに遅くなってきます。
28日周期で生まれ変わっていた肌も35日・40日となれば、肌の回復や修繕なんかも遅くなっていきます。そうなったときにシンプルケアの上をいくケアが求められます。
この一つ上のケアにいきなり取り組もうと思っても中々上手くいかないので【シンプルケア】での土台つくりが重要なのです。
ビタミン系の攻めるケア

ここで登場するのが【ビタミン系】のスキンケアアイテムです。
肌はビタミンA・B・C・D・Eが中心となって「抗酸化ネットワーク」というものを形成しています。このバランスで健康で正常な肌が保たれるのです。
どれか1つを補えばいいわけではなく、ビタミン全体のバランス。
例えばビタミンAに代表される「レチノール」は皮膚の正常なターンオーバーを司っていたり、真皮に働きかけてコラーゲンを産生させる、ニキビの発症率の低下など多くの要素が詰まっています。
欧米では「シミ」「シワ」「老化」などほぼすべての肌悩みに対応する美肌製剤とまで言われるくらい。
私が今取り入れ始めたのが「ビタミンC」。これは紫外線から肌を守ってくれる要の成分で、美白作用や毛穴改善、シミ改善、コラーゲン生成にアプローチすることが出来ます。
これらのビタミンはもちろん食事で摂る事も重要。
これらのケアは美肌にとても有効ですが、クリニック専売品だったり美容皮膚科での施術だったりとすこし話が難しくなります。
シンプルケアでは目的に含まれていなかった「肌悩み」にもアプローチしていくことが出来るんです。
私もまだ取り入れて1か月ほどしかたっていないので、少しずつ内容を深めていきます。



興味がある方は是非お付き合いください♡
クレンジングは何よりの美肌作りポイント

さてここからは話がガラッと変わります。
美しい肌の為に必要なのは【落とすケア】。
スキンケアの入れるものにばかり気が向きがちですが、実際に重要なのは不要なものを肌の上から取り除くことです。
そこで私が推奨しているのが【油脂クレンジング】。
これも小田切ヒロさんの「捨てる美容」をもとに始めたケアでしたが、今ではなくてはならないケアになりました。
油脂クレンジングとは

【油脂クレンジング】とは「油脂」を使ってメイクを落とす方法のことです。
基本的なことはすべて以前のブログに書きました。

油脂(キャリアオイル)を使ってメイクを落とすことで、通常のクレンジングよりも肌負担少なく乾燥リスクを減らして綺麗な肌を作ることが出来ます。
【油脂のメリット】
油脂を使う事のメリットは「乾燥」リスクを減らすこと。角栓へのアプローチです。通常のクレンジングには必ず入っている汚れを浮かす成分「界面活性剤」が入っておらず、この成分による乾燥リスクをなくすことが出来ます。また角質柔軟効果があるために毛穴の詰まりなどに効果が期待できます。いちご鼻で悩む方毛穴の開きで悩む方にもおすすめ。
通常のメイクであれば油脂でメイクを落とすことが出来ます。ウォータープルーフ系は正直際どいですが製品によっては落ちます。(毛穴に残ってしまうリスクはあり)
私は石鹸オフメイクの時もがっちり固めたメイクの時も基本的にやります。
【油脂クレンジングのやり方】
手にオイルを出したら、顔に馴染ませて10分を目安に顔の全体に馴染ませる。顔のコリをとる「リンパマッサージ」を加えてもよし。最後に「石けん」で洗い流す。
基本的には通常のメイク落としと変わりませんが、落とす時間は通常のクレンジングよりも長くなります。これはメイクをすっと浮かすための「界面活性剤」を含んでいない為です。
肌の上に長時間のせても大丈夫なのか?という疑問も多いですが「界面活性剤」を使用していない為、この点もOKです。
汚れたオイルが浸透していっちゃうんじゃないの?という質問も多いですが、純粋なオイルというのは肌の奥に入っていくのではなく、肌の上で膜をはるようなイメージ。

10分顔の上でクルクルしてもオイルが減らないのはそういった原理です。
10分もやっていると手のひらがプツプツとした角栓や汚れでいっぱいになります。
最後に洗い流すのは何が良いですか?
そういった質問も多く頂きます。
私はこのクレンジング方法を続けてきてベストなものは何かと考えました。
【油脂と石けん】
純粋な油脂は石けんとの相性が一番いいです。洗顔料は沢山ありますが、お皿の油汚れと同じようにある程度の洗浄力がないと綺麗に落ちません。通常の洗顔料は油脂を落としきることが難しく「石けん」がベストです。
石けんと言っても固形だけでなくチューブタイプのものもあります。


現在私が使ってきたものはこちらにまとめてあります。
石けんにあまりいいイメージがない方はこちらを。

石けんは価格も安いですし、無駄な成分が少ないので肌負担も少ないです。
多少落ち切らなくても油脂の場合は大きな問題にはなりませんが、ニキビができやすい方はしっかりと落としきってください。
油脂と油脂系クレンジング

油脂のほかに油脂系クレンジングというものも合わせてご紹介してきました。
100%成分がオイルの油脂に対して、油脂系クレンジングは「油脂」をベースに作ったクレンジング剤のことです。
油脂との大きな違いは「界面活性剤」を使用しているかしていないかの違い。

こちらは通常のクレンジングなので洗う時間は1~2分。サッと洗えるため時間が無い時に重宝するタイプのものです。
【油脂系クレンジング】油脂系のクレンジングというのは、界面活性剤の含まれる通常のクレンジング剤です。オイルクレンジングの中でも群を抜いて乾燥しにくいので、純粋な油脂は合わないかなという方にはおすすめ。
私もいままでいくつか使用してきました。こちらから製品を確認できます。

まずはこちらからという方もいれば、時間がある日は純粋な油脂でしっかりクレンジング、時間が無い日には油脂系クレンジングでサッと落とすという使い分けもできます。
「○○は油脂ですか?」「△△は油脂系クレンジングですか?」という質問も沢山いただいてきました。
これに関してはある程度判断が出来ます。
純粋な【油脂】の場合には「○○種子油100%」や全成分に油の名前が1つだけ等、必ず成分表に記載があります。

また「オイル」というのは栽培地や抽出方法の違いで質や値段に大きな違いが出るアイテムです。なんでもいいか?と言われたら、実は何でもよくはありません。
安くても良いものはもちろんありますが、情報を読み込んでから選ぶのが無難です。
代表的なのがこちらですかね。

「油脂系クレンジング」は「油脂」をベースに作られたクレンジング剤と言いましたが、これにも種類が沢山あります。
- 油脂メイン+その他オイル+界面活性剤等
- 油脂ちょっと+その他オイル9割+界面活性剤等
- 油脂+油脂+油脂+界面活性剤等
私が推奨しているのは油脂がメインで作られているもの・または油脂がいくつかブレンドされているものです。
偽油脂クレンジングは成分表を見ると「オリーブオイル」や「ホホバオイル」など書いてありますが、それはごくわずか。通常のクレンジングとなんら変わりがないというものばかりです。
混ざったものの見分けは難しいですが、有名なものもあります。
例えば、「シュウウエムラ」のアルティム∞も「油脂」をベースにその他のオイルを混ぜて作られた油脂系のクレンジングです。ただ他のクレンジングに比べて脱脂力は強めなので、乾燥を感じやすい方もいます。
私がおすすめしているものはこちらのリンクにあるので、のぞいてみてください。

基本的にデパートやドラックストアではまず出会えません。
油脂というのは原価が高いので、どのメーカーも作りたがらないのが現状。基本は小さい販売会社などの通販でしか手に入りません。
油脂パックとは?

油脂についての質問で一番多いのは「油脂パック」についてです。
【油脂パックとは】
油脂や油脂クレンジングを使って毛穴の詰まりにアプローチする方法
パックと言っても長時間のせるものではなく、少し時間を置くだけの簡単なものです。
コチラは純粋な油脂よりも「油脂系クレンジング」の方が効果的です。
界面活性剤の力を借りることが出来ます。
【油脂パックのやり方】
油脂系クレンジングを鼻の上に乗せたまま1分ほど放置。クルクルして水を加え乳化して洗い流す。
クレンジングで他の場所をクルクルしてるときに鼻だけ放置。少し待ったら他の場所もくるくる。こんな感じですかね?ものすごく厳密なやり方を皆さんから聞かれましたが、正直なんでも良いです。
少し乗せて待つ。コレだけです。やりやすいようにやってください。
純粋な油脂の場合には置いて待つよりも「クルクル」「クルクル」とひたすらクルクルする方が効果的かなと感じています。
界面活性剤の含まれているものは長時間肌の上に乗せることが出来ないので、注意してください。
また油脂系以外のものは乾燥を招く恐れがあるのでおすすめしません。
オイルと肌質の関係

オイルの種類は本当にたくさんの種類があり、使い分けるのもその性質を理解するのも非常に難しいです。
私が一番推奨しているのは【ゴールデンホホバオイル】というもの。
これは【捨てる美容】で小田切ヒロさんが紹介していたものになります。
ただの油ではなく、栄養価が高い点や人間の皮脂に極めて近い性質を持つ点が高評価になります。
また「アルガンオイル」や「ライスブランオイル」も使用したことがあります。
このオイルを選ぶときには重要なことがあるんです。
オイルには【構成比率】というものが存在します。
【オリーブオイル】
オレイン酸:55~83%
パルミチン酸:7.5%~20%
リノール酸:3.5%~21%
例えば、なじみの深いオリーブオイルなんかはオレイン酸が70~80%で、酸化を防ぐビタミンEが豊富に含まれています。
スキンケアでもよく使われる成分ではありますが、実はこれにも合う合わないが大きく関係しす。その要になるのが「オレイン酸」。
【オレイン酸】植物油などに含まれる脂肪酸。
オレイン酸はもともと人間の肌に存在するもので皮脂の40%を占めます。
この「オレイン酸」は個人差があって乾燥肌・インナードライの方は少なく、脂性肌の方は多いと言われています。オレイン酸は肌に不可欠なものですが、多すぎても少なすぎてもいけないんです。
乾燥肌の方がこれを取り入れることは少ないオレイン酸を補いますが、元からオレイン酸の多い脂性肌の方はスキンケアで取り入れると過剰になってしまう可能性が高いです。

アクネ菌は「オレイン酸」が大好物で、過剰になればあっという間にニキビがふえてしまう可能性が考えられます。
これはスキンケアに限らずクレンジングなどでも「オリーブオイル」を使ったものを使用したらなんかニキビが増えた…という方もいるように非常に難しい点です。
【オレイン酸が多いオイル】
オリーブオイル/スイートアーモンドオイル/椿オイル/ヘーゼルナッツオイル/アボカドオイル/マカデミアナッツオイル/
反対にオレイン酸の含有が少ないオイルもあります。
ホホバオイル/ローズヒップオイル/グレープシードオイル/馬油
しかし、ホホバオイル以外は酸化しやすいオイルでもあります。オイルは酸化すると肌にとってマイナスなのでその点も注意が必要です。
中でも私が推奨しているホホバオイルは正式には「ワックスエステル」という分類ですが、オレイン酸が「5~15%」程度。比較的肌質問わず使いやすいアイテムなのです。
ホホバオイルは油脂クレンジングの中でもベストと言えるオイルですが、中にはこれでもニキビになるという方もいらっしゃいます。

しかしその「合う」「合わない」に関しては、自分の肌で試してみないと分からないというのが現実です。
使えそうだなと使ってみても、ダメな場合も少なからずあります。
でも「合わなかった」ときになぜ合わなかったのかという事は知ることが出来ます。知らずにずっと使い続けるよりも、よっぽど肌にとってプラスです。
【アレルギーリスクもある】
植物性のオイルというのは少なからずアレルギーリスクもあります。敏感肌の方に限らず体調や体質によって赤み・湿疹・かぶれ・かゆみなどが出る場合には使用が出来ません。心配な方は必ず「パッチテスト」をしてからクレンジングに使用してください。
油脂については他の記事で詳しくまとめがあります。



最後に
ここまで私のスキンケアについて約1年間のまとめをしてきました。
これでもやはり「○○が分からない」「○○はあっていますか?」と質問が沢山くる事と思います。
でもそれだけ多くの方の実践の声と質問・疑問が集まることは、私にとって何よりの財産なのです。その1つの声から、新たに他の方への知識や情報量も増えていきます。
だからこそ私は、できる限り多くの時間を皆様と共有したいと思っているのです。
是非分からないことは聞いてください。
困ったときには相談してください。
出来る限りのサポートをさせて頂きます。
まだまだ知識も浅く未熟な点も多いですが、何かのお役に立てるならばこの上なく幸せなことです。
Instagramのライブ配信や新たなブログでも情報の更新を行う予定です。
これから1人でも多くの方と美容を通して繋がれることを楽しみにしています。
ここまで目を通して頂き本当にありがとうございました(^O^)
みーしゃ