春夏になると多くなる「皮脂崩れ」問題。
今回は全4回に分けて原因から対策について。
おススメのアイテムを「プチプラ」と「デパコス」に分けて紹介します。
「ドロドロ崩れから卒業したい!」女子必見♡
目次
皮脂崩れの原因
「皮脂崩れ」の原因はメイクや下地の主成分である「オイル」。「オイル」は「オイル」に溶けやすいため、皮脂(油)によってとけてしまうのです。
大まかな仕組みはこんなに簡単。
しかし、根本的な原因というのは、いくつかパターンがあります。
まずは、「皮脂崩れ」の根本的な原因がどこにあるのかを知らないことには対策ができません。自分が当てはまりそうなものを探してみましょう。
過剰な皮脂分泌
「オイリー肌」「脂性肌」と言われる方に多い原因です。
部分的でなく常に顔に皮脂を感じる方や、ニキビができやすい方は、崩れないメイクが必須ですよね。
コスメに含まれる「油分」が肌の油分で溶けだしたしまい、皮脂崩れの原因になります。
部分的でなく顔全体が崩れてしまう人はこのパターン。
このタイプの方は皮脂でとけないオイルを使ったベースメイクを選ぶのがベター。
乾燥による皮脂分泌
ティーゾーンは皮脂でテカるのに、頬は乾燥してしまうという方に多いのがコレ。
乾燥してるんだから皮脂は少ないというのは実は思い込み。
乾燥していることで、脳は肌の油分が少ないと判断し、過剰な皮脂分泌を引き起こしてしますのです。
このタイプの人は「皮脂崩れ防止」を使うと乾燥を悪化させて悪循環。
乾燥の場合は「保湿」をすることがベター。
スキンケアの不備
スキンケアの後すぐにメイクに入る人。
乳液や美容液・クリームなどを大量に塗りこんでからメイクする人に多い原因。
スキンケアの油分が残ったままメイクをすると、地滑りのようにメイクが肌に密着せず崩れが起きてしまいます。
ちょっとした工夫やスキンケアの改善で崩れ防止が見込めます。
原因1:過剰皮脂による崩れ
原因2:乾燥による崩れ
原因3:スキンケアの不備による崩れ
皮脂崩れの対策まとめ
ここからはどうすれば「皮脂崩れをしないのか」という観点から対策をまとめます。
おススメのアイテムについては3回目・4回目のブログでピックアップします。
厚塗りをしないことが大前提
ベースメイクで大切なこと。
それは「厚塗りしないこと」にあります。
カバー力を求めるあまり、あれもこれも塗りたくって、ドロドロになる人は少なくありません。下地もファンデーションもパウダーも「薄く」塗るのが崩れないメイクの鉄則です。
たとえば、皮脂崩れ防止の下地にファンデーションを塗ったけど、「カバー力が足りない」というとき。カバー力を「コンシーラー」で補う方法もあります。
ツヤ肌にしたいけど「パウダー」を重ねたら艶が消えてしまう…。そんな時は「ハイライト」を使って「艶」を足します。
崩れないメイクをするときには、2つのもので完璧を目指すより、ミルフィーユのように薄く層を重ねることで、綺麗さと崩れなさを兼ね備えることができるんです(^^)/
薄く重ねたメイクは、たとえ崩れたとしても汚くドロッとはなりません。
綺麗に崩すのもできる女の証拠です♡
スキンケアの注意点
皮脂崩れの原因に挙げた「スキンケアの不備」。
なにがどう不備なのかというと…
- 油分の付けすぎ
- 油分の残り
- 乾燥
この3点が挙げられます。
スキンケアで「乳液」「美容液」「クリーム」をまんべんなくつけている人は要注意。
スキンケアのブログでも書きましたが、肌に本来外からの油分は必要ありません。
そして、油分の付けすぎは乾燥を引き起こす原因にもなります。
たっぷり付けたから1日乾燥しないのかと言われたら、それは間違い。
私も朝、化粧水だけで一日乾燥しません。
また、スキンケアの後は肌に油分が残ったままなので、すぐにメイクに移るのは要注意。
時間を置いてメイクに移るか、軽くティッシュオフしてからメイクすることで、地滑りを軽減できます。
下地の選び方
皮脂崩れをしたくないという人は「皮脂崩れ防止」と書かれたものに目が向きがちですが、それだけではないのが難しいところ。
原因によって対策を変えるのが重要です。
・保湿系
「乾燥」によって皮脂崩れを起こすタイプの人に選んでほしいのは「皮脂崩れ防止」ではなく「保湿」のできる下地。
「皮脂崩れ防止」の下地を使うときに頭に入れなければいけないのが、「クレンジング」です。「崩れない」ことを謳っている下地は、強力なクレンジングでないと落とすことができません。
私が推している「油脂」でも落ち切らないことがほとんど。
強力なクレンジングは「脱脂力」が強く乾燥を引き起こしてしまいます。
詳しいことが知りたい方はこちらから↓
つまり、皮脂崩れ防止の下地を使って強力なクレンジングで落とす。
というこの一連の流れが乾燥肌を引き起こしているといっても過言ではありません。
「乾燥」によって皮脂分泌が誘発されてしまう「乾燥肌」さんは、まず「乾燥」を引き起こさないことがマスト。
乾燥しなければ過剰に皮脂は出ませんからね(‘ω’)ノ
「保湿」をメインにしたベースメイクなら乾燥しにくい「油脂」でクレンジングも可能になるので好循環です。
・皮脂吸着系
「皮脂崩れ防止」は「フッ素シリコーン樹脂」によって皮膜を作り、油や水をはじいて皮脂で溶けないように作られています。
ウォータープルーフのコスメと同じ仕組みです(‘ω’)ノ確かに下地に使うことで、毛穴から出てきた皮脂をブロックし、メイクと混ざって崩れるのを防ぐことができます。
しかし、上でも述べたように「強力なクレンジング」が必須。
乾燥肌でなければある程度は妥協できます。脂性肌の方にはおススメ!
・組み合わせ
「皮脂崩れ防止」系の下地を使うことは、「その日のメイク」という観点で見ると、とっても優秀です。
しかし、長い目で見ると肌の負担になっていることは事実。「じゃあどうすれば(´;ω;`)!!!」そんな時には、私は「組み合わせ」をおすすめしています。
皮脂崩れ防止を肌の上に直接乗せると落とすのが大変なので、一度保湿系の下地や日焼け止め下地を挟み、上から重ねて上げることで、クレンジングでの負担を軽減できます(^^)/
ほかにもパーツ別の組み合わせ技もあります。例えば、乾燥肌さんが「皮脂崩れ防止」下地を全顔使いはできれば避けたい…。
最低でも乾燥しやすい頬は避け、ティーゾーンだけに仕込むのが効率的!
ほかの場所は保湿系の下地を仕込むことで、日中の乾燥は避けられます(^^♪
ファンデーションの選び方
続いては「ファンデーション」の選び方です。「同じブランドで揃えるべき?!」とよく質問頂きます。一般的には、メーカー側は開発の時に、自社の製品を使って「化粧持ち」や仕上がりを出しています。
基本的には相性がいいのは同じブランドです。
でも、どの製品も質が高いですし、よっぽどのことがない限りブランドの組み合わせは気にしすぎなくて大丈夫ですよ(^^)/
ファンデーションのタイプ
ファンデーションというと「パウダー」「リキッド」「エマルジョン」などが一般的ですよね。これらは基本の基剤は同じで、配合の割合が違うだけ。
配合されているのは水・粉・油が基本です。
パウダーは油分が少ないですし、リキッドは油分や水分が多いのが特徴です。
リキッド?パウダー?どれがいいのか
結論から言うと、一概に「コレ」!とは言えません。
ただ「崩れにくい」と言えるのは、下地と同じく「シリコーンオイル」や「樹脂」などを配合したリキッド系のファンデーション。
リキッドやクリームは崩れやすいイメージがありますが、全てではありません。
最近のリキッドファンデーションには、下地同様に皮脂で「溶けない」油の配合量が多いものがあります。ポイントはこの「基剤」にあったのです。
使い勝手や仕上がりなどもかなり違いが出てくるので、好みの差もあり「コレ」と断言出来ないのがファンデーション。
崩れないものを選びたい人は「リキッド」や「エマルジョン」の中でも「水分」ではなく「油分」の配合量が多いものを選ぶとGOOD!
まとめ
皮脂崩れの原因と対策はいかがでしたでしょうか?
私に個人的に相談をくださる方のほとんどは、「乾燥肌」なのに皮脂崩れ防止のものを使って、根本的に悪化させてしまっている現状。
本来油分と水分のバランスが取れた肌なら「皮脂崩れ」を起こしません。
この肌自体の改善をしたい方はクレンジング・スキンケアの改善に取り組んでみることをお勧めします。私も「シンプルケア」にして、崩れなくなった1人です(^_-)-☆
次のブログでは、ベースメイクの崩れない手順やポイントをまとめます!
最後までご覧いただきありがとうございました(^O^)